みなさん、こんにちは。
ウッドピタ事業部の北河です。
11月22日に長野県北部を中心とする大きな地震が発生しました。
被害に遭われた方、お怪我をされた方にお見舞い申しあげます。
避難されている方も早く安心できるようお祈りしています。
先日、地震の発生地である長野県白馬村へ、現地視察に行ってきました。
もう発生から1週間ほど日数が過ぎていたので、
ある程度、復旧が進んでいるかと思いながらの現地入りになりました。
車で向かう途中の国道では、普段と変わらない様子で、
地震のあったことは感じさせない雰囲気でした。
ところが、被災地を訪れると、風景は一変しました。
道路の亀裂、建物の倒壊、作業をする方々等で
かなりの被害があったことが感じられました。
被害の大きい地域は1km程度の狭い範囲で集中していました。
完全に倒壊している建物、1階に車庫があり自動車ごと全壊している建物等があり、
被災された方々はとても怖い思いをされたと思います。
幸いにもこの倒壊した建物で死者が一人もでなかったことは、
とても信じられない状況でした。
この辺りは豪雪エリアですので、
「柱が太く」「屋根が軽い」ということがあげられます。
報道の映像をご覧になった方の中には、気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、
雪の重みで倒壊しないように、このエリアの建物の屋根は非常に軽く作られています。
屋根瓦の映像はほとんどなかったように思います。
それだけ、建物の耐震性にとって重い屋根というのは不利に働くのです。
しかし、私が勤務地のこの愛知エリアでは重い屋根瓦が主流です。
昭和に建てられた木造住宅では屋根に土を敷き、
その上に屋根瓦を載せていることがほとんどです。
もしあのような直下型の地震がこのエリアで起こっていたら・・・
と思うと、恐ろしくなりました。
地元の方ともお話しができ地震について伺うと、
「突き上げるような強い揺れで怖い思いをした。」
「断層の真上の為、地震が発生したらどうしようもない」などおっしゃておられました。
まさか、この地域で大地震が発生するとはあまり思ってなかったようでした。
震源となった神城断層は、長野県から山梨県に延びる
「糸魚川-静岡構造線断層帯」の北端部に位置しています。
この断層帯は日本最大級の活断層と言われており、
今回はこの活断層による直下型の地震でした。
活断層はみなさんが住んでいる地域にもたくさんあります。
このような大地震が日本全国どこでも発生する可能性があります。
今回の地震では多くの建物が倒壊してしまいました。
この状態を目の当たりにすると、耐震の必要性を感じます。
耐震性の低い建物は補強することにより、被害を少なくすることはできます。
全壊した建物も耐震補強を行っていれば、被害が少なくすんだかもしれません。
まだ、建物の耐震補強をするか、迷っているようでしたら、
一度「ウッドピタ」に相談をされてみませんか。
皆様のお手伝いをすることができると思います。
今回の被災した地域は復旧まで、しばらく時間がかかると思います。
この地域はスキー場が多くあります。
今シーズンもオープンしているそうです。
被災地は大変ですが、スキー、スノーボードをする方たちは復興のためにも、
足を運んでもらいたいと思います。
ウッドピタスタッフ 北河
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