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ウッドピタスタッフブログ

2013年7月31日

帰宅困難者、あなたも、私も?

みなさん、こんにちは!
株式会社ウッドピタ企画Gの白幡です。

企画Gは、どうやったら皆さんに地震の怖さや耐震補強の必要性を伝えられるか、
そのためにはどんなイベントをやろうか、ということを日々考えている部署です。

最近では、カルチャースクールで講演させていただく機会もあるため、
防災全般に関する情報収集は欠かせないところです。

そこで質問。セミナー会場でも認知度が低いこのマーク。なんだかわかりますか?

これは、「徒歩帰宅支援ステーション」といって、災害時に歩いて帰る人達に水やトイレ、
交通情報を提供してくれる店舗に貼ってあります。
すべてではありませんが、コンビニやファストフード、ガソリンスタンドなど、
いつも利用しているお店が協力してくれているのです。

でも、日頃は意識していないので皆さん目に入らないんですね。
また、このような仕組みが世の中にあるんだということを知ってもらう取組みも大事だと
思うのですが、なかなか簡単にはいかないようです。

「防災意識を持つ・持ってもらう」というのは本当に難しいことなのでしょうね。

さて、例に挙げた「徒歩帰宅」ですが、歩いて帰れる目安は20km以内とされています。
これは過去に起きた震災の経験に基づいており、運動能力や年齢に個人差はあるものの、
20kmを越えると帰宅できる確率が0%になると推計されているからなのです。

ですから、出先で大地震に遭っても「むやみに移動を開始しない」で、自問自答してください。
「自宅まで何kmありますか?」と。
難しいと判断した場合、あなたは「帰宅困難者」です。

そのような皆さんのために、各地の主要駅では交通情報のほか、
寄る辺のない人達が一時身を寄せる「一時滞在施設」の案内をするところもありますので、
「いざ」という時にはそのような仕組みがあることを覚えておいてください。

一方、勤務中に大震災が発生した場合も、「むやみに移動を開始しない」ことが盛んに言われるようになりました。
紛れもなく、東日本大震災の影響です。

首都圏では発生直後、交通機関が麻痺しましたが、多くの方々が一斉に帰宅行動をとったため、
515万人もの「帰宅困難者」を生むことになりました。
その教訓から、企業では社員を一斉に帰宅させるのではなく、翌日帰宅や一定期間の滞在など、
パニックを避けるための行動を求められるようになりました。
そして混乱がひどかった東京都では、他県に先駆けて「帰宅困難者対策」を
条例化することになったのです。

いずれの場合でも、大規模災害が発生した場合には、しばらく自宅には帰れないかもしれない、
という覚悟が必要です。
もちろん、覚悟だけではダメです。気合と根性だけでは大災害は乗り切れません!

だから今のうちに、「いざ」というときのための準備をしておきたいものです。
家族との連絡手段、備蓄、etc…

そして、落ち着いたら、おうちに帰りましょう。
すべての拠り所、家族の待つ我が家へ。

あっ、そういえば!ご自宅は安全ですか!?

少しでも不安を感じたなら、まずは耐震診断から。

㈱ウッドピタ企画G 白幡

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