みなさん、こんにちは!
ウッドピタ事業本部、 東日本事業部の小池です。
気づきますともう11月、今年もあと2ヶ月となりました。
皆様、お元気にお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
1月程前、御嶽山の噴火でたくさんの人が亡くなるという痛ましい事故がありました。
57名が死亡、6名が行方不明(10/27現在)となった噴火で、
長野県警は40人の死体検案を総括しました。
半数以上が頭に噴石を受けた痕があり、約9割が即死とみられるそうです。
毎日新聞ホームページより
登山者撮影写真
御嶽山は愛知県出身の私にとっては、とても身近な山で、
9月~10月は気候も良く、身近にも登山をした話をよく聞きます。
実際にグループ社員の中にも、この噴火の1週間前に登っていた者が何人もいました。
自然災害と隣併せであることを、ついつい忘れがちになりますが、
私たちは、火山の危険をどうやって、とらえればよいのでしょうか?
霧島の新燃岳を研究されている火山学者、鹿児島大学准教授井村隆介さんの発言が
話題になっています。
取材に来た記者から「二度と被害を出さないよう、どうすべきでしょうか?」と聞かれ、
井村さんはこう答えられたそうです。
「今回のような噴火は防げない。原因は、運が悪かったとしか言えないと思う。
それを避けるためには、火山には登らないことですね。」
事前に予測できるのであれば、リスクは避けるべきだということになるでしょう。
しかし噴火の予知は、非常に難しいというのが現実だそうです。
一方で、別の角度から予知し、警戒を促す多くの専門家がいます。
それは、巨大地震と火山噴火の連動性について研究している専門家です。
M9クラスの巨大地震の後に、周辺の火山が噴火するケースが非常に多いというのです。
20世紀以降M9クラスの地震は5回起きていますが、
そのいずれも数十時間から数年の間に近隣の火山が噴火しているそうです。
例えば、1952年のカムチャッカ地震、1960年のチリ地震、1991年のフィリピン地震、
2004年のスマトラ沖地震などです。
又、過去には1707年に富士山が噴火していますが、
南海トラフに起因する宝永地震(M8.6)のわずか49日後のことでした。
2011年の東日本大震災(M9.1)以降、連動しているとみられる噴火は起こっていません。
過去の例から考えますと、東日本の火山は、いつ噴火してもおかしくない
という事が言えるのです。
備えておかなければ、いけませんね。
と、予知することについては火山に関しても・地震に関しても多方面から
様々な研究がなされていますが、その発生を言い当てることは難しいのが現状です。
しかし、地震が起こった際に、家が倒壊する可能性があるかどうかは
ある程度予知ができます。
それは、「耐震診断」を行えばよいのです。
耐震診断は震度6強の地震が起こった場合、家が大丈夫かどうかを判断するものです。
「一応倒壊しない」という点数が1.0、それ以下(例えば0.7とか0.5とか)であると
「倒壊する危険性がある」と判断されます。
昭和56年以前に建築の木造住宅は1.0以下の建物が多いです。
これまで相談を受けた方の中では、平成に建てられた建物でも、
阪神大震災以前であるとも1.0を満たさない建物が多く見受けられます。
地震の活動期に入った現在、「運が悪かった。」だけでは済まされませんね。
一度、弊社で調べてみてはいかがでしょうか。
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ウッドピタ スタッフ 小池