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ウッドピタスタッフブログ

2014年8月9日

五重塔の耐震構造

みなさん こんにちは!
株式会社ピタコラム ウッドピタ事業本部 工務担当の本山です。

先日、所要で京都へ行く用事があり、
京都市内を車で走っていると東寺の五重塔(新幹線からも見えます)が目に入りました。
皆さんご存知の通り、東寺は平成6年(1994年)に「古都京都の文化財」として
世界遺産に登録されています。

最初に建てられたのは、826年。平安時代です。
それから何度か落雷などで焼失し、いまの五重塔は、1644年に再建されたものです。
ちょうど徳川三代目将軍の家光の時代です。
その高さは55mあり、日本一高い木造建築物なのです。

そんな歴史ある五重塔ですが、
今まで数多くの地震に耐えて来たその構造について簡単に紹介します。

image 1

tower-02

上の図のように、五重塔は、独立した5つの層が下から上へと積み重ねられた構造です。

・棟身の幅が上層ほど少しずつ狭くなっていること
・中央を心柱が貫通していて、5層の頂部でのみ接していること
・5層の頂部に長い相輪が取り付けられ、心柱の先端に被せられていること

など、一般の他の建築物に見られない特徴があります。

五重塔が耐震性に優れているのは、諸説あり特定できていませんが、『心柱』によるところが大きく、
その技術は東京スカイツリーにも応用されています。

image 3

2

ただし、皆様のお住まいである木造住宅に、この様な構造を取り入れるには難しいところが多く、
今建っているお家を壊して立て替えるには莫大な費用と時間が掛かります。
そこでお役に立てる工法としてウッドピタをお勧めいたします。

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