みなさん、こんにちは!
大阪支店 高知担当の塚本です。
24節気の立春も過ぎ、南国土佐といわれる土地柄!
高知市内にある営業所近くの薫的神社の「梅」はすでに「こぼれ」始め
代わりにお隣、須崎市の桑田山の「雪割り桜」はまもなく満開を迎えようとしています。
信州の「花桃」や愛知の「芝桜」似て、濃い桃色の美しい花を咲かせる「雪割り桜」。
正式には「ツバキカンザクラ(椿寒桜)」と言い、2月に入りまだ雪のある頃に
「ほころび」始めることから、雪割り桜と地元の人々に親しまれているそうです。
長野県飯田市の昼神温泉で以前撮影した「花桃」
愛知県豊根村の茶臼山高原スキー場で撮影した「芝桜」
桑田山全体には、1,000本近くの雪割り桜の木があり、
満開に「咲き誇る」「咲き乱れる」雪割り桜を一目拝んで見たいと想っています!
(日本語って、いいですね!!)
>詳しくはこちらもご覧ください。 桑田山雪割り桜
>(追加)昨日3月2日に桑田山の雪割り桜を見てきました!
天気もよく、桃・黄・緑色が青空に生えてとてもきれいでした。
さて、今朝も日課にしている出勤前の喫茶店での「ひととき」。
朝刊を開いてみると…
まもなく3年目にあたる「3.11東日本大震災」の日を迎えるにあたり、
地震関連や地震津波対策の当初予算案の記事が目白押し!
一面トップには「学校を高台移転、高層化」「文科省、津波対策促す」
『26日、文科省は南海トラフ巨大地震などに備え、避難場所がない学校の
高台移転や高層化を地方自治体に促す方針を決めた。』という記事。
東日本大震災で宮城県石巻市立大川小の児童・教職員計84名の方が
お亡くなりになり、行方不明になったことを踏まえての施策との解説。
また、市町村の来年度予算案に目をやると、
「前年度比○○%増、重点分野として地震・津波対策…」
「命の安全、安心を守る施策を加速させ…」とあります。
明日にでも襲うかもしれない南海トラフ巨大地震や首都直下地震。
対策の内容は、庁舎・警察署・消防署・学校・幼稚園などの“補強・高台移転”等々、
全国紙では、津波対策・防波堤嵩上げ・非難に備えて橋梁・高速道路建替え等々・・・。
確かに地震発生後の安全な避難場所の確保や、
東日本大震災を教訓にした津波対策はとても重要かつ急務です。
どんどん推し進めてほしいと思います。
しかし、避難は揺れが収まってからのこと!
私は、木造住宅の耐震補強の営業に携わっているせいか、
「予算の使い道がインフラを始めとしたハード面に偏っているのでは?」
「テレビ番組や新聞などの報道内容が地震発生後の避難対策に偏っているのでは?」
と注視してしまいます。
「まずは揺れから、建物の倒壊から命を守ること」の重要性を忘れてはいけません。
阪神大震災発生時には、死因の8割が建物の倒壊です。
建物倒壊により、避難できない状況になったら?
建物の中に閉じ込められたまま、津波が押し寄せてきたら?
国は「国民の生命と財産を守る義務」があると私は思います。
もちろん、国ばかりに任せておいてはいけません。
皆さん、一人一人が減災への意識を高めることが不可欠です。
そのためにも、「どんな建物が危ないか」「どのような対策をしたらよいのか」
などの、まずは揺れから命を守ること、日頃から備えておくべきことを
皆さんに広く認知してもらい、意識を高める取り組みにも、
国や自治体には一層注力してもらいたいものです。
大阪支店 スタッフ 塚本